原発
震災からはや5ヶ月が過ぎようとしています。
寒かったあの頃と、うって変わって暑い毎日を過ごしています。
先日は原発反対運動の方々に協力させていただき、署名運動をしておりました。沢山のご協力有難うございました。
しかしながら、あの政府への文章。ちょっとキツすぎて署名を集めるのに一苦労しました。
協力する、しないの話の際、一応確認させていただいたのは、
①長源寺のご門徒の中にも原発関係者がおられると言う事
②原発反対派 対 原発推進派という運動には参加しないと言う事
①は、身近にも原発で仕事をしておられる方があり、ナイーブな問題だということをお伝えしたかったわけです。
②は、原発は危ないと分かっていながらも、また反対運動をしておられる方々の存在を知りつつも、何も行動しなかった自分がいたと言う事実を無視できないと言う事です。
私は知らなかった、知ろうともしなかった、でありながら電力は享受していたわけです。
私自身の過ちでもあるのです。
自分を棚に上げて、声高に「原発反対!おかしいぞ!」とは言い辛い。
だから、
「私も、あなたも間違っていた。福島の災害から色々勉強してみたけど、どうもこれはわが子にも引き継がせたくない。ちょっと考えてみませんか。もう止めにしましょう。」
という運動のつもりでした。ですので、文章にもあった通り「超危険な原子炉を即刻停止」してほしいという願いは同じでも、表現に頷けない部分はありました。なんだか二項対立のように見えたので。
と偉そうな事をいいつつも、自分もその文章を作成された方々の運動に協力という名で便乗しているようなものなので、自分は一体どこにいて、どうしたいのか、文句があるなら自分でやれよと思うと、何も出来ていない自分がいるのでがっかりするのですが…。
ともあれ、快く署名にご協力下さった皆さん。有難うございました。
それにしても今、高光大船師の「自分で自分の始末をつけ得ないのが人間の悲しさである」という言葉が沁みる。