新年に思う
大晦日に雪が降りました。
14時過ぎに別院から帰宅してみると、境内に雪が積もっていて、まだ降りやみそうにない。
坊守と娘が少し(雪かき)しておいてくれたのですが、もう積もっているのでまたやりました。
それから年始の準備の残りをする。
夕方、もう一度雪かきする。別院の除夜の鐘と修正会に向かう前(21時過ぎ)に、もう一度。
『夜に雪かきしても意味がない。降りやんでからにしなさい。』とは聞いたことがありますが、別院から帰ってきたら大体朝2時半~3時頃になる。なんやかんやして寝たら、4時頃になる。
そんな私より早くに役員さん方がお見えになり、長源寺修正会の為に雪かきをして下さる。
雪かきしなさいとも、して下さいとも言われていない。ただ、して下さる。
いやむしろ『ごえんさん、かまへんで。わしらでやるさかい。』とも。
その事が、夜の雪かきに意味が無くても、
みんな喜ばはるやろな…
しんどいけど、申し訳ないから…
やっぱり甘えたいなぁ…
門徒さんの寺、でも私もその一員…
と色んな思いが錯綜した結果、私に雪かきをするように促す。背中を押される。スキあらば怠けようとするはずの私を駆りだして下さる。
実は、自分一人で頑張ってやっているように思える事の背後に「促し」があるのかもしれない。
自分のところからしか見てなくて、自分の手柄しか見えない私ですが、
ふと、そこにある促しに目や耳を傾けていきたい。
まことに尊いことですね。
南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。