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こどものたべもの基金~福島の子どもたちのために市民放射能測定所をつくる会~

8月 4th, 2011 Posted in お知らせ | no comment »
先月の10日頃、いつも勉強会などでお世話になっている畠山さん(http://johukuji.nanaoarchive.com/top/)から協力依頼がありました。
趣旨文は以下の通りです。
現在、福島県「浜通り」「中通り」地域では、 100万を超える人々が、福島第一原発事故による放射能汚染によって高い線量率の中、今なお避難することができずに生活されています。今、妊婦さんたち、こどもたちが汚染されていない地域へ避難・一時避難できるよう手助けをする運動が大切であると同時に、決して忘れてはいけないのが、避難できる人よりはるか多くの避難できない妊婦さん、こどもたちがおられることです。 そんな妊婦さんたち、こどもたちのために、少しでも被ばく量を減らすための運動が、今、求められています。
そこで、私たちは真宗大谷派のお寺のご縁でつながりのある中通りの二本松市に主に食品の放射能を測定する「市民放射能測定所」を設立するためのサポートをすることを決めました。
その準備段階として、たんぽぽ舎をはじめとする東京都千代田区、江東区、小金井市の市民放射能測定所を見学し、情報収集をすすめ、さらに、メーカーへの問い合わせをしました。
また、神戸大学まで足を運び、山内知也教授(放射線計測学)に御協力をいただき、放射能測定器の選定をし、今後も山内知也教授には相談に乗っていただける約束です。
そして、今、シンチレーション式の微量放射能測定システム購入と放射能対策に必要な体制づくりのための予算として、 目標額を500万円に設定し、募金活動を開始します。
すでに福島県では、こどもたちの内部被ばくが見つかっています。事態はまさに緊急事態です。 一日も早く、妊婦さんとこどもたちを被ばく、中でも食品摂取からくる内部被ばくから守るために、なにとぞご理解のうえ、募金にご協力よろしくお願いします。募金はいくらからでも受付ます。
このプロジェクトを試金石として、全国へ市民放射能測定所の輪を広げていきましょう。

 

チラシです。http://www.nanaoarchive.com/kodomonotabemono.pdf右クリックでダウンロードしてください。
◆ゆうちょ銀行 振替口座◆
記号番号 00730-0-76803
口座名称 こどものたべもの基金
他行からの振込の場合
店名(店番号) 079店 預金種目 当座
口座番号 0076803

 

※お近くの方でしたら、私に直接お渡し頂ければ、今月末に畠山さんとお会いする際にお渡し致します。
ご協力下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

東北大震災救援募金

4月 4th, 2011 Posted in お知らせ | no comment »

本日、皆様のお気持ちを教務所にお届けして参りました。

総額52,450円―

ここにご報告いたします。

僅かな件数ですが、それぞれのできる範囲でご協力賜りました事、厚く御礼申し上げます。

あ、もちろん私も協力させていただきましたよ。

東北地方太平洋沖地震災害支援その2

3月 22nd, 2011 Posted in お知らせ | 2 comments »

岩手県の先輩(お寺さん)からメールをいただきました。多くの支援の一助になればと思い、こちらに転載させていただきます。

※転載許可はいただいております。

《被災地で感じてきたこと》

こちらはみな元気です。燃料なくて大変なだけです。
気持ち、おかげさま。

※被災地、大船渡と陸前高田に支援物資をお届けしつつ、些少ながらお手伝いさせてもらってきました。

そこで実際感じてきたことを列挙しますね。

【必要なこと】
①ボランティアセンターを通してその場の指示に従うこと
(今は被災地の皆さんがボランティアを結束してがんばっているので、外部ボランティアはやる気を前に出さない心得が大事と思いました。夢中になってやっている時間を奪ってはならないと思って出過ぎずサボらずみたいな。
もしかしたら、現地入りしたとしても役目がなく、その時、『何もできなくてもどかしい』という気持ちを納めることが、現地の方々のためになることもあると感じました。
また、ボランティアは現地で迷惑をかけないように仕度をしっかりと!車中泊や食料など持ち込みは当然ですし、体調や体力は絶対に維持すること)
②ケアの助っ人であれば、県社協が動かしている『沿岸部施設への派遣登録』が早いし安全ですね。

③被災者の心のケア&それを支えている方々の心のケア
(まさに拝聴。話したくなった時にただただ聴くケア。アドバイスはご法度。
昨日、かなり厳しい心理状態の施設職員二人の話を拝聴ケアしてきました。)

④どうしても現地の人のお手伝いをしたい人は…
(ボランティアセンターが本格的に機能する早くても震災から一ヶ月後以降に入ることが必要です。)

⑤ハッキリした目的を持って現地入り
(支援物資搬入、施設訪問、○○地区のボランティア活動とか、決めていくこと)

【喜ばれた物資】
★顔見知りの仲間
(施設の方々からは、『顔見せてくれたのが一番の支援だよ』と抱き着かれたことから…)
★酒、アルコール類
(超喜ばれました。『全然飲めなかったぁ』って。テレビ取材でも、『必要な物は?』って聞かれても『酒』とは言えないから、欲しい物裏一位物資だと確信してきました。娯楽的なものが、必要な時期に入ってると思います。)
★栄養ドリンク
★子供さんのお菓子、絵本、おもちゃ、服
★新しい下着、靴下類
★寝袋
★レトルト食品
★オムツと女性用の物
★電池
★一番は燃料と情報
(ある施設を訪ねたとき『○○さん亡くなったんだってね』と聞かれ、その直前、その○○さんの避難所に会いに行ってきたため、『元気でしたよ』と伝えると泣いて喜んでいた。
携帯もテレビもまだまだの地域がまだまだある)

【少し困っていた物資】
★毛布
★タオル
★バラバラと色々入ってる箱がボランティアセンターに届いた場合
⇒仕分けに混乱して難儀して仕分けてきました。

(この場合、光寿苑方式で届け先をしっかり決めて直接運ぶのがベターでした)
※支援物資を送って下さるのであれば、『光寿苑』までお送りください。必ず、私が現地にお届けしますから!
〒029-5505
岩手県和賀郡西和賀町湯本30-76-1
特養ホーム光寿苑内 太田宛
0197-84-2526

さしあたり、こんな感じでした。また、思い出したらお伝えします。

自分の友人•先輩などが無事でホッしていた自分がいます。
また、わずかな支援活動をして、被災地の方は今も苦しみ続けておられるのに支援しきったつもりで、すぐに安心し、忘れていく自分がいます。
忘れないと、今の生活が成り立たない事もあるでしょう。
忘れる事で、こころの安定もはかれるでしょう。
忘れられるから、いつまでも恐怖におののくだけではない、活力も湧くのでしょう。
しかし、痛んでも悼んでも、私には今の生活があり、家族がおり、仲間がいる。
私はそこに帰り、また震災のしの字も見えない日常を送る。

どこまでも寄り添う事の難しさを痛感。
寄り添う事が難しいのであれば、今はできる事から協力していきましょう。
できる範囲で、無理をしないで、長いスパンで。