2024年 同朋学習会のご案内

2月 10th, 2024 Posted in お知らせ, 聞法会 | no comment »

今年度の「同朋学習会」の日程が確定いたしました。

本年も皆様と共に、仏法聴聞させていただくことを楽しみにしております。

ご家族、ご友人など、お誘い合わせの上ご参加くださいますようご案内申しあげます。

2024年1月

1月 1st, 2024 Posted in コトバ, 徒爾綴 | no comment »

仲間でいる間は仲間だが 条件が変われば仲間はずれになる

 

昨年7月に輪番を拝命してからというもの、日々多くの方とお出会いする中で、法要や法座だけでなく様々な出来事を通じ、本当に色々と良い刺激をいただいています。人と人とのつながり、関わりの中に身を置かせていただくことの温かさ、しんどさ、面白さ。決して平坦ではありませんが、とても大切な場をお預かりしていると感じています。

 

院内でも、職員と日々様々なことについて話し合います。
それぞれが何を見てどう考えているのか、互いに言葉を尽くすのです。

ある時私が「仲間」という言葉を使うと、必ず「輪番さん、違いますよ。友達ですよ」という職員がいました。最初のうちは「そう?わかった」と述べ「友達」と言い換えていましたが、何回も指摘され続けているうちに、だんだんとそのことが私にとっても課題になっていきました。
本人に尋ねても「だって違うじゃないですか」とニコニコするばかりです。
「仲間作りは仲間はずれを作る」と聞いたことはありましたが、彼が「仲間」の何にひっかかっているのか釈然としませんでした。

 

10月にあるお寺でのご法話にお招きいただいた際、そこのご住職にご相談申しあげましたところ「悲しいけれど仲間には手枷足枷がはまる」そして「仲間は仲間でいる間は仲間だが、条件が変われば仲間はずれになる」とお話しくださいました。

 

「仲間」は決して悪い言葉ではありませんが、この場合は仲間でいるためにルールや空気で「顔色を窺って」繋がるのが「仲間」。互いに尊重し合う「気遣い」はあるものの、きちんと話し合うことができて、一人の人間として関わり続けることができるのが「友達」だと受け止めました。仲間は仲間でいるために足並みを揃えようと様子を窺い、自分が仲間であるかどうかを確認し続けなければなりません。しかし友達は意見や視座が違っても友達なのです。仏法僧の僧(僧伽/さんが)とはそういう関わりのことをいうのではないでしょうか。

 

互いの事情をくみ取ることも大切ですが、仏様のはたらきの中で、互いに声を掛け合って、何が本当で、何が正しいのかを共に考え歩む友達の集まりが僧伽なのです。

 

我々の生活するこの娑婆は、堪忍土(かんにんど)と呼ばれます。縁によって自分の意思とは関係なく様々なことが起き、その一つひとつを引き受けていかざるを得ないのです。気が付いたらこの条件で生まれ落ちており、どちらに向かって生きていけばいいのかわからないけれども走らざるを得ない人生において、自分の意思や信仰心だけを頼るのではなく、共に教えに導かれて友達(僧伽)に背中を押されるようにして歩む、そんな関わりを頼もしく感じます。

 

2024年も長源寺では法要や法座を多数予定しております。
皆様と一緒にお念仏申し、共に教えにわが身を聞き、語り合う時間を大切にして参りたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2024年 修正会のご案内

12月 24th, 2023 Posted in 法要案内 | no comment »

2024(令和6)年 1月1日 午前10時より

本堂にて一緒に正信偈をお勤めさせていただきます。

コロナ以降、久しぶりにみんなでお参りできる修正会です。

どなた様もマスク着用の上、お参りくださいますようご案内申し上げます。

*ただし喉が痛い、体調が悪いと感じたら御控えください。